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TEC-0-1-38 TEC-0-1-39 |
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【補足説明欄】 2〜8行目の図は、CAN-1-1-13-26〜30の記事の続きです。 この図について、TEC-0-1-37-26〜30に、補足説明があります。2015.11.25 9行目の「C電磁力」は、10〜18行目の記事のタイトルです。2016.02.01 10行目の位置ベクトル x は、3次元ベクトルです。 当典以外では x に単位を含めますが、当典では x は大きさや成分が(全くの数学上の)数である様なベクトルだ、と考えます。 MKSA単位系では、位置ベクトルの大きさや各成分の単位は [m] です。2016.02.05 10行目の t は、実数(全くの数学上の数)です。 MKSA単位系では、時刻の単位は [s] です。 当典以外では、例えば t = 3.2[s] という風に、t に単位が含められますが、当典では、例えば t = 3.2 という風に、t に単位を含めません。2016.02.05 11行目の E(x, t) と H(x, t) は、どちらも3次元ベクトルです。 当典以外では、E(x, t) や H(x, t) に単位を含めますが、当典では、E(x, t) も H(x, t) も大きさや成分が(全くの数学上の)数である様なベクトルだ、と考えます。 MKSA単位系では、電場の大きさや各成分の単位は [kg・m・s-3・A-1] であり、磁場の大きさや各成分の単位は [A/m] です。2016.02.04 12行目の q は、実数です。 実数でありさえすれば良く、正(プラス)である必要は有りません。 MKSA単位系では、電荷の単位は [A・s] です。 当典以外では、例えば q = 3.2[A・s] という風に、q に単位が含められますが、当典では、例えば q = 3.2 という風に、q に単位を含めません。2016.02.04,05 12行目の m は、正(プラス)の実数です。 MKSA単位系では、質量の単位は [kg] です。 当典以外では、例えば m = 3.2[kg] という風に、m に単位が含められますが、当典では、例えば m = 3.2 という風に、m に単位を含めません。2016.02.05 14行目の r は、質点の位置ベクトルです。 当典以外では r に単位を含めますが、当典では r は大きさや成分が(全くの数学上の)数である様なベクトルだ、と考えます。 MKSA単位系では、位置ベクトルの大きさや各成分の単位は [m] です。2016.02.01,05 14行目の記号×は、ベクトルの外積を表しています。2016.02.04 第 14 行目について。 ベクトルとして矢印ではなく成分を考えるとき、基底として右手系 i - j - k (CAN-1-1-1-11〜16) を用いるのか、それを空間的に反転した左手系 i’- j’- k’ ( i’=−i ,j’=−j ,k’=−k ) を用いるのかによって、ローレンツ力の法則の形が異なるだろうか? 右手系 i - j - k を用いた場合の、ローレンツ力の成分を F とし、位置ベクトルの成分を r とし、磁場の成分を H とすると、左手系 i’- j’- k’ を用いた場合の、ローレンツ力の成分は F’=−F であり、位置ベクトルの成分は r’=−r であり、磁場の成分は H’=−H ではないのか? そうだとすると、F=μ0 q(dr/dt)×H ⇔ −F’=μ0 q(dr’/dt)×H’ と成ってしまうが、それで良いのか? 実は H’=−H が間違っています。 正しくは F’=−F, r’=− r, H’=H です。 そのため、F=μ0 q(dr/dt)×H ⇔ F’=μ0 q(dr’/dt)×H’ であり、右手系と左手系でローレンツ力の法則の形は同じに成ります。 それでは H1i + H2j + H3k = H'1i' + H'2j' + H'3k' という風に成らないではないか、という疑問に対する答えは、「はい、成りません」です。 この点については、CAN-3-1-11-9,10で学びます。 成分同士の外積はTEC-0-1-15-24〜26で定義されています。2008.7.27;2008.7.29;2016.02.01,04,08,09 15行目の内容は、両者の合力をローレンツ力と呼ぶ人は私以外には居ないかもしれない、という点で、間違っているかもしれません。2016.02.08 17行目のμ0 は、見ての通り実数(全くの数学上の数)です。 当典以外では、μ0 = 4π× 10-7[kg・m・s-2・A-2] という風に、μ0に単位が含められます。????.??.??;2016.02.01,04,05 18行目の B は、磁束密度と呼ばれます。 磁束密度は3次元ベクトルです。 MKSA単位系では、磁束密度の大きさや各成分の単位は [kg・s-2・A-1] です。2016.02.05,08
9〜18行目の記事についての例題と解答が、TEC-0-1-38に挙げられています。2016.02.01 |
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【SEOテキスト】宇田雄一,第2章,質点の力学,φ,O,θ+,θ-,θ-=-θ+,b,C電磁力,任意の位置xと時刻tに対して、tにおけるxでの電場の値と磁場の値がE(x,t)とH(x,t)ならば、電荷q質量mを持つ質点が電場から受けると力と磁場から受ける力は、それぞれ、,qE(r,t)とμ0q,×H(r,t)である。両者の合力または後者のみをローレンツ力と呼ぶ。ただしμ0は真空透磁率であり、MKSA単位系ではμ0=4π×10-7,μ0HをBと書く。 |
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