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COM-5-16 量子力学正典

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 §2-4 [2]














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補足説明をここに書く予定です
























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【SEOテキスト】宇田雄一06.2.19のではなく、古典力学の力学変数の各時刻における値に対応する、と考える。正準量子化の対応原理(§2-4[2])を量子論の基礎と考えるときには、ハイゼンベルグ描像に基礎を置く立場を取っていることになる。この故に、古典論との対応の緊密さの違いの分だけ、シュレディンガー描像よりはハイゼンベルグ描像の方が学問的に洗練されている、と一応は考えられる。B(s),B(H)(t),B(I)(t),B(in)(t),B(out)(t)は、時刻tにおいて各描像に付随する状態空間の基底であり、B(s)としては時間に依存しないどんな基底を採用しても構わない。規格直交ですらなくても良い。CAN-5-1-13-4,14-6,15-8,10およびU(t),U0(t),U0(t1,t2)のユニタリ性に基き、B(H)(t),B(I)(t),B(in)(t),B(out)(t)の各々は、回転運動する座標軸、と呼ばれることがある。CAN-5-1-10-20参照。|Ψs(t)>,|ΨH(t)>,|ΨI(t)>,|Ψin(t)>,|Ψout(t)>は、各描像での時刻tにおける系の状態ベクトルを表す。Ω(t),ΩH(t),ΩI(t),Ωin(t),Ωout(t)は、各描像での時刻tにおける力学変数の演算子(いずれも線形エルミート)を表す。これに対して、CAN-5-1-13-8〜10,14-14〜16,15-16〜23における状態ベクトル|Ψ>と力学変数Ωは「時刻tにおける」でなくても良い。ハイゼンベルグ描像は、CAN-5-1-12-3〜5,11,13-3〜6,8,9を経由してCAN-5-1-13-12,13で定義される。つまりは、シュレディンガー描像の状態ベクトルや力学変数のB(H)(t)による表示を、B(s)による表示として持つような、状態ベクトルや演算子が、ハイゼンベルグ描像の状態ベクトルや力学変数なのだ。相互作用描像やIN描