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COM-5-15 量子力学正典

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【SEOテキスト】宇田雄一06.2.18,CAN-5-1-12〜16描像とは、各時刻ごとにその時刻の系の状態を状態ベクトル(これをその描像での系の状態ベクトルと呼ぶ)に対応させるやり方、および、各時刻ごとに系のその時刻の力学変数の各々を演算子(これをその描像での力学変数と呼ぶ)に対応させるやり方の事だ。シュレディンガー描像での各時刻における状態ベクトルは、その時刻における系の状態そのものであり、シュレディンガー描像での各時刻における各力学変数の演算子は、その時刻におけるその力学変数そのものである。CAN-5-1-12-7参照。だから、時刻tにおける系の力学変数Ω(t)のことを、取り立ててΩs(t)と書くのはやめる。ただし、ここに言う力学変数とは、「基礎的な力学変数は、古典力学の力学変数の名称に対応し、古典力学の力学変数の各時刻における値に対応するのではない」という意味においての概念だとする。したがって、基礎的な力学変数は時間に依存せず、任意の1つの基礎的な力学変数にシュレディンガー描像が対応させる演算子は、全ての時刻に渡って同一の演算子だ。時刻tにおける系の一般の力学変数Ω(t)は、基礎的な力学変数の多項式(tの値ごとに異なっていても良い)として定義されるものとする。このノートでは、シュレディンガー描像に基礎を置き、その他の描像はシュレディンガー描像との関係を述べる事によって定義する。この他に、ハイゼンベルグ描像に基礎を置く行き方も可能だが、シュレディンガー描像に基礎を置く方が初等的だ。ハイゼンベルグ描像に基礎を置く場合には、基礎的な力学変数は、古典力学の力学変数の名称に対応する