CAN-5-1-40 | |||
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20 行目から 27 行目にかけての記述は、誤りではありませんが、次の記述に差し替えても良い事が分かりました。 CAN-5-1-39-15〜19 の場合について、特に、 W ( t ) = exp ( i F ( t ) ) ,F ( t ) † = F ( t ) ,[ H ( t ) ,F ( t ) ]− = i ならば、 TEC-0-5-79-11〜14 の考え方に従って、 CAN-5-1-40-9 の式が成り立ち、 さらに次式も成り立つ。 ∀Ψs ; ∀k ∈R ; [ ∃ t ; F ( t )|Ψs ( t ) > = k|Ψs ( t ) > ] ⇒[ ∀ t’ ; F ( t’ )|Ψs ( t’ ) > = k|Ψs ( t’ ) > ] これは、力学変数 F ( t ) の値が保存される事を意味する。 CAN-5-1-8-13〜17 F ( t ) は t に依存しても良いし、 H ( t ) = H ( 0 ) である必要もありません。2007.6.3 証明: F ( t )|Ψs ( t ) > の時間発展と k|Ψs ( t ) > の時間発展が同じである事を示せば良い。 ( d / d t ) F ( t )|Ψs ( t ) > = [ ( d / d t ) F ( t ) ]|Ψs ( t ) > + F ( t ) ( d / d t )|Ψs ( t ) > = − ( i / − ( i / = − ( i / ( d / d t ) k|Ψs ( t ) > = k ( d / d t )|Ψs ( t ) > = − ( i / |
TEC-0-5-79 |
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【SEOテキスト】宇田雄一,06.8.26,§2-3.変換と対称性,(C)対称性,変換Tの下で系が対称である、とは、次の条件が成り立つ事を言う。∀Ψs;[∀t;ih(d/dt)|Ψs(t)>=H(t)|Ψs(t)>]⇒[∀t;ih(d/dt)|TΨs(t)>=H(t)|TΨs(t)>],特に、CAN-5-1-39-15〜19の場合には、系がTの下で対称となるための条件は、[H(t),W(t)]-=ih(d/dt)W(t),受動的な見方では、系の対称性は、系の対称性としてではなく、座標系e(s)と座標系e'の同等性として、認識される。つまり、∀Ψs;[∀t;∀f;ih(∂/∂t)<e(s)(f)|Ψs(t)>=∫dng<e(s)(f)|H(t)|e(s)(g)>×<e(s)(g)|Ψs(t)>]⇒[∀t;∀f;ih(∂/∂t)<e'(f;t)|Ψs(t)>=∫dng<e(s)(f)|H(t)|e(s)(g)>×<e'(g;t)|Ψs(t)>],(D)保存則,CAN-5-1-39-15〜19の場合について、特に、W(t)=exp(iF),F†=F,H(t)=H(0),[H(0),F]-=0ならば、CAN-5-1-40-9の式が成り立ち、さらに次式も成り立つ。∀Ψs;∀k∈R;[∃t;F|Ψs(t)>=k|Ψs(t)>]⇒[∀t';F|Ψs(t')>=k|Ψs(t')>],これは、力学変数Fの値が保存される事を意味する。CAN-5-1-8-13〜17,Aハイゼンベルグ描像で,CAN-5-1-39-27〜29,40-9の場合には、(次ページへ) |
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