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COM-5-66 量子力学正典

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 §3-1[1]














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【SEOテキスト】宇田雄一,07.9.7,となるのは、∀x∈R3;V(-x;0)=V(x;0)の場合だが、§3-1[1]@Aでは、この条件は満たされている。§3-1[1]@(A)に対しては、P|Ψs(0)>=ω1(-1)n(1)+n(2)+n(3)|Ψs(0)>,であるから、P|Ψs(0)>と|Ψs(0)>は線形独立ではなく、ω1,ω2,ω3のうちのどの2つの比も整数比で表す事が出来ない場合には、Eは縮退していない。§3-1[1]A(A)に対しても、P|Ψs(0)>=ω1(-1)l|Ψs(0)>,であるから、P|Ψs(0)>と|Ψs(0)>は線形独立ではなく、空間反転に対する対称性だけからでは、エネルギ固有値の縮退については何とも言えないが、l≠0なる状態のエネルギー固有値は縮退している。COM-5-65-23,24,こういう事は実際に起こり得る。つまり、系が対称であっても、状態が対称であるとは限らない。CAN-5-1-60-2,E=0の束縛状態もあり得るらしいが、それについては、ここでは論じない。シッフ著「新版・量子力学・上」吉岡書店101ページ脚注参照。CAN-5-1-60B,電子はスピンh/2の粒子だし、原子核のスピンについても検討が必要だが、ここでは、スピンを無視して計算する。