COM-5-63
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【SEOテキスト】宇田雄一,07.8.28,離散的と成る。一方、CAN-5-1-57AのE>E0の場合には、シュレディンガー方程式の解は、数学的には、線形独立な2種類の有界な関数の重ね合わせなので、(感じとしては、|x|→∞でexp(iβ|x|)のごとく振舞うタイプの関数と、|x|→∞でexp(-iβ|x|)のごとく振舞うタイプの関数の、重ね合わせ,β>0)それらの重ね合わせ(線形結合)の係数に対して、ψsの有界性は何らの制約も課さない。そのため、調節に使える係数の個数が十分なので、Eの値が何であっても、Eの値を動かす事なく、重ね合わせの係数の調節だけに依拠して、原点近傍でのψsと∇ψsの両方の有界連続性を確保する事が出来る。こうして、EはE>E0なる任意の値を取り得る。シッフの説明は、だいたい、以上のごとくだ。ある連続的な曲面を境としてポテンシャルVに無限大の段差がある場合についての境界条件は、境界面上でのψsの値がゼロに成る事だ、(∇ψsの値の面に垂直な成分は不定)という事も、シッフの本には書かれている。境界面上でψsの値がゼロならば、境界面上で∇ψsの値の面に平行な成分は自動的にゼロに成る。宇田は、COM-5-61-24,25の条件は厳し過ぎるのではないか?ポテンシャルの段差では、波動光学における屈折に類似した現象が起こるのではないか?そうだとすると、確率流密度の少なくとも向きは、そこで不連続に変化するのではないか?という点が疑問です。答を知っている人は教えて下さい。※訂正:COM-5-63-3「有界な」→「|x|→∞で有界な」