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CAN-2-1-7 電磁気学正典

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「マクスウェル」は人名で、英語では「 Maxwell 」と書かれます。


6〜11 行目の方程式において電場 E と磁場 H が対等に現れていない事を、マクスウェル方程式の欠点と考え、 6 ,7 ,11 行目の右辺に磁気単極子の存在を意味する項を補う事を、ディラックは仮説として提案した、と聞く。

これを、ディラックのモノポール仮説と呼ぶ、らしい。

モノポールとは、磁気単極子の事だ。

しかし、 4 次元記法で書かれたマクスウェル方程式( 13 ,14 行目)を見ると、何らかの望ましくない非対称性というものは全く感じられない。

そして、 3 次元記法よりも 4 次元記法の方が整った書き方であるはずだ。

この意味で、ディラックのモノポール仮説の動機として、マクスウェル方程式に電場と磁場が対等に現れない事は本当っぽくないから、といった当初の素朴な動機は、妥当性を失っているのではないか、と私は思う。2007.7.24


















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【SEOテキスト】宇田雄一,04.4.12,第3章,電磁気学の原理,[1]マクスウェル方程式,電磁気学の基礎原理は以下の@またはAの形で完全に述べ尽くされ、これらをマクスウェル方程式と呼ぶ。,@3次元記法,∇×E(x,t)+μ0,∂,-,∂t,H(x,t)=0,∇×H(x,t)-ε0,∂,-,∂t,E(x,t)=j(x,t),ε0∇・E(x,t)=ρ(x,t),∇・H(x,t)=0,A4次元記法,∂νFμν(x)=jμ(x),∂ρFμν(x)+∂μFνρ(x)+∂νFρμ(x)=0,ただし、∂1≡-∂1,∂2≡-∂2,∂3≡-∂3,∂4≡∂4,[2]マクスウェル方程式のポテンシャル表現,@3次元記法,∇[∇・A(x,t)+,1,-,c2,∂φ(x,t),-,∂t,]+(,1,-,c2,∂2,-,∂t2,-∇2)A(x,t)=μ0j(x,t)//および,-∇・,∂A(x,t),-,∂t,-∇2φ(x,t)=,1,-,ε0,ρ(x,t)//,ゲージ変換によって、,(,1,-,c2,∂2,-,∂t2,-∇2)A'(x,t)=μ0j(x,t),(,1,-,c2,∂2,-,∂t2,-∇2)φ'(x,t)=,1,-,ε0,ρ(x,t),と出来る。,A4次元記法,∂ν(∂νAμ-∂μAν)=μ0jμ→ゲージ変換→∂ν∂νA'μ=μ0jμ