COM-5-34
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COM-5-34 量子力学正典

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【SEOテキスト】宇田雄一06.6.17時固有状態は存在しないことから、識別できる、というのが答であるかのように思えるかもしれないが、次の命題が偽であることから、識別できない、というのが正しい答だと分かる。∀ψ;∃Ω1,Ω2;(1)and(2),(1)Ω1∩Ω2=空集合(2)∀x1,s1,x2,s2;not(2A)⇒(2B),(2A)[(x1,s1)∈Ω1and(x2,s2)∈Ω2]or[(x1,s1)∈Ω2and(x2,s2)∈Ω1](2B)ψ(x1,s1;x2,s2)=0この命題が偽であることは、ψが、X+1についてもX+2についてもX+3についても異なる固有値に属する固有状態の重ね合わせであるような状態の表示である場合を考えれば、分かる。CAN-5-1-30-20,21これは、ψの完全反対称性の定義。CAN-5-1-30-23〜25この定義は、COM-5-33-12〜14の事情と矛盾しない。CAN-5-1-30-28〜30これらの式と|X-j|,X+jの線形性をもって|X-j|,X+jの定義とする。この定義はe14の反対称性と矛盾しないし、この定義から|X-1|,|X-2|,|X-3|,X+1,X+2,X+3のエルミート性と可換性が導かれる。