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COM-1-7 初等力学正典

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【補足説明欄】

第7,8行目に対してニュートンを弁護すると、ニュートンは敢えて理学的にではなく文学的に、研究書の様にではなく教育書の様に書いたのだ、とは言えると思います。
前に出て来た文の意味が後に出て来る文章に含み尽くされている、という事は文学作品においては良くある事で、それは文学作品としては欠点ではないし、また、最初から複素数を習えば、それとは別に自然数や有理数や実数を習う必要は無いけれど、学校では、まず自然数を習い、その後で有理数、実数、複素数と順に習い足して行き、これは教育の方法としては正しいわけです。
そして、理学の研究書であるプリンキピアの一部を文学的に教育書の様に書く事によって、その部分が読み易く成る、という事はあるでしょう。2010.11.30,2010.12.01




































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【SEOテキスト】宇田雄一,03.8.18,だ、と考える。水泳用のプールに入る前に、まず浅い水溜りで足を洗い、その後にシャワーを浴びる。しかし良く考えてみると、シャワーを浴びる時に足にもシャワーを十分に当てて足を洗いさえすれば浅い水溜りで足を洗う必要はない、という事に気付く。浅い水溜りで足を洗う事が慣性の法則で、シャワーを浴びる事が運動方程式だ、というわけだ。神ならぬ人間のする事には、とかく無駄がある。ニュートンも人間だった。CAN-1-1-4-3〜6,作用反作用の法則,××君から、作用反作用の法則は原理か否か?と尋ねられた。生徒というものは有難いもので、僕の説明不足を指摘してくれる。これによって教材の完成度が高まる。力学は普通は慣性の法則と運動方程式と作用反作用の法則の3つを提示する事から始めるから、僕がなぜ運動方程式しか採り上げていないかを説明しておく必要がある。僕の意見は、作用反作用の法則は原理ではない、というものだ。僕は、力学の法則は運動の法則(運動方程式)と力の法則の2つから成り立っている、と言う。力の法則が原理であって、作用反作用の法則は力の法則から導き出される。したがって作用反作用の法則は原理ではない。こう考える事は、おそらく接触力の存在を否定する事を含意するだろう。日常生活において、接触して力を及ぼし合っている、と考えられている2物体は、本当は極めて接近しているだけで正確には接触しておらず、相互の位置関係に応じた力を及ぼし合っており、位置関係と及ぼし合う力の関係を述べる力の法則が存在する。その力の法則によれば、日常生活で接触力と考えられている力は作用反作用の法則に従う。初等力学のレヴェルでは、一応この様に理解しておこう。