物理学正典の特徴 |
ホーム > サイト情報 > 物理学正典の特徴 当サイト「物理学正典」で私(当サイトの著者)は当面は、大学物理学科学部レベルの物理学について、自身の説明工学の粋を結集した説明システムを、完成させる事を目指しています。 物理数学や大学院以上の物理学については未定です。 学部レベルの物理学の中でも熱力学と統計力学については未定です。 当サイトのコンテンツの中心は私の手書きノートです。 当サイト設立以前は、このノートは、宇田英才教室の秘密教材として位置付けられ非公開でしたが、現在は公開著作物です。 当サイトでは、このノートを無料で閲覧(私用目的印刷も)出来ます。 これ(私の手書きノート)に加えて適宜解説記事を補完する事によって、私は当サイト「物理学正典」を自動大学とでも呼ばれるべきものとして機能させる事を目指しています。 このアイデアを外挿して、私は、無料で利用できる全自動教育システム(フル・オートマチック・スクール)の構築をここに提案します。 当サイトは、大学物理学科の学生さんの学習を支援するために、また、大学物理学科の学生ではないけれど物理を独習したいという人にその手段を提供するために、設計されています。 当サイトでは、物理学上の諸事項の要旨と詳細のみならず、物理学の知識の全体的構造(諸事項の全体における位置付け)をも、学ぶ事が出来ます。 要旨については、要旨でない事を一緒に混ぜ書きする事を徹底的に避け、かつ無省略主義的に書かれているので、結局はどうなのかが、最大限分かり易くなっています。 詳細としては、普通教科書では省略されている途中式に当たる部分を詳しく書いておきました。 これらは、既存の教科書で学習の障害と成り易い部分です。 読み進めるうちに脈絡を見失ったり途中式が埋められなくて投げ出したり、というのが物理学の学習挫折の大本命でしょう。 大意に関するものにつけ、細部の説明につけ、見なければ必要性にすら気付かないが、読めば、物理学を理解するためにどうしても必要な肝心な事だ、と納得していただける日常言語によるコメント文章も当サイトの華です。 また私は、題材の大胆な取捨選択によって徹底的な減量を当サイトにおいて実現しましたが、その事によって十分性が損なわれる事がないように細心の注意を払いましたので、当サイトは、何を学んで何を省くかを決める指針ともなります。 私は物理学の新しい方法論として文法主義という考え方を提唱している者ですが、当サイトがこの文法主義の影響によって前衛芸術のごとくなってしまっていて教科書としては使えないのではないか、との心配は当たりません。 教科書というものは、とかく誰が書いても似たり寄ったりであるがために、教科書に著作権なんてあるのか、と批判する人すら居ます。 その点、当物理学正典は、読者をして、同じ教科書でもこれ程までに違うものなのか、と言わしむるぐらい独創的なもので、その事は文法主義と無関係ではありませんが、当サイトに私は文法主義的な私独自の新しい仮説を盛り込んだりは一切していません。 過度に文法主義的な記号法を用いる事も慎んだつもりです。 研究書と違って教科書は出来るだけ保守的に書かれなくてはいけない、というのが私の教科書に対する考えだからです。 私は、伝統に対して、変える必要のない所は変えない、という方針に基づきましたので、当物理学正典の独創性は、改善の必然性に確信を持てる事についてだけ率直誠実に改善した結果、という範囲内に収まるものであって、教科書として使えないどころか、従来の教科書よりももっと教科書らしいとすら言えます。 |